お待たせいたしました。
モバイル接続をした後に切断した後も固定IPに対してPing応答する件を調査・確認いたしました。
通信仕様上、LTE-Mでモバイルネットワークに接続する(ネットワークアタッチと呼ばれる動作をする)と、PPP通信(candy-pi-lite サービスが起動して通信状態になる状況)を行う前に既にIPアドレスが割り当てられるという状態になっています。
その結果、
このような状況となっています。
このため、
この点につきましては、ping応答を返さないようにするためにはネットワークのアタッチ状態を明示的に外せば(デタッチする)良いのですが、ping応答を死活監視に利用されるということは、このような処理は意味を為しません。というのもラズパイ側のOSが強制終了しても、連動してネットワークのデタッチが実行される仕組みがないためです。
よって、残念ながらpingを利用した死活監視についてはLTE-M版では利用できません。
代替方法としては、任意のポートを使用して簡易なHTTPサーバーを立ち上げていただき、それに対してHTTP通信をするという方法などが考えられますので、恐れ入りますが、Ping以外で、ラズパイ側OSの稼働状態と一致する死活監視方法をご検討いただければと思います。
なお、初期状態では外部ネットワークからモバイルネットワークを経由しての任意のポートへのアクセスはできないようになっておりますので、ufw
コマンドを使用して通過させたいポートの指定を行うようにしてください(ufwについては解説しているページが複数ありますのでそちらをご覧ください)。
この度はご質問いただきましてありがとうございました。
こちらの方で想定と異なっており確認が遅れましたことをお詫びいたします。